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札幌スープカリー

SAKURA BROWN(札幌市西区)

2022年11月15日

美味しく繊細な和風テイストにこだわる路地裏の名店

SAKURABROWNの店内

SAKURA BROWNは西区琴似地区にあるスープカリー専門店である。決してメニューの種類は豊富とはいえないが、旬の食材をユニークにアレンジし、また化学調味料に頼らず手間ひまかけた丁寧な調理によって素材本来の味を極限まで引き出した本格派のお店である。

実は筆者と相方がスープカリー巡りを始めたキッカケとなったのもこのお店である。今から3年前に昼ごはんにぶらりと入ったこのお店でSAKURA BROWN流の繊細な和風ダシ+美しい盛り付けに興味を惹かれ、スープカリーなるメニューを探求してみようということになった。

SAKURA BROWN 実食レビュー

琴似ザンギと長イモ野菜カリー

SAKURABROWNの琴似ザンギと長芋野菜カリー

久々のSAKURA BROWNでオーダーしたのは琴似ザンギと長イモ野菜カリー。辛さは6でライスは普通盛り。こちらは基本野菜(じゃがいも、ピーマン、ニンジン、レンコン、ナス)に揚げた長イモやブロッコリーなどの野菜が追加される。あっさりしつつ味わい深いスープ。

SAKURABROWNの琴似ザンギとターメリックライス

ご飯の方がトッピングではないかと錯覚するサイズの肉塊がターメリックライスにドカンと添えられている。カリカリジューシーな大ぶりのザンギにかぶりつくとほんのり中華風の下味のついた肉汁が口中に拡散する。あっさり系カリースープに浸して食しても相性バツグン。

チキンカリー

SAKURABROWNのチキンカリー

相方はオーソドックスにチキンカリー。辛さ1でライスは小盛り。ダシの旨味とカリースパイスの刺激がほどよく調和しており、辛さが苦手な相方でもしっかり飲み干せるスープ。具材は基本野菜(イモ、ピーマン、ニンジン、レンコン、ナス)+チキンレッグとシンプル。

チキンレッグはトロトロに柔らかく軟骨までツルリと食べられる。野菜はニンジンとレンコン以外は素揚げされていて、特に皮付きのジャガイモが香ばしくて印象的だったとのこと。さりげなくレンコンがターメリックで着色されているところに同店の美意識を感じる。

SAKURABROWNのターメリックライス

ライス小盛りはこれくらい。量よりもむしろ見た目の美しさに注目。鮮やかなイエローのターメリックライス&レモンと濃紺の波模様柄の器とのコントラストの美しいこと。SAKURA BROWNはお店のロゴやメニュー表、店内の演出などから店主のセンスの良さが際立つお店。

豚しゃぶと炙りトマトのカリー

SAKURABROWNの豚しゃぶと炙りトマトのカリー

こちらは相方が頂いた豚しゃぶと炙りトマトという凝った一品。豚しゃぶということもあってあっさりさっぱりした味わい。辛さ1のスープは全く辛さを感じないレベルとのこと。最近、辛味に慣れ始めてきた相方は、次回は辛さ2に挑戦してもいいかも…などと言い始めた。

豚しゃぶは豚バラ肉の薄切りで、白ごまがまぶされた和風テイスト。炙りトマトは一玉を1/3〜1/4くらいの厚さにカットした食べごたえあるサイズで、甘酸っぱさが豚肉とよく合う。レンコン、なす、人参、ピーマンに、皮付きの香ばしいじゃがいもがトッピングされている。

10 種の野菜カレー

SAKURABROWNの10種の野菜カリー

こちらは筆者の頂いた10種の野菜カレー。スープは辛さ6。10種野菜の内訳は、かぼちゃ、れんこん、ピーマン、ナス、ブロッコリー、オクラ、にんじん、ミニトマト、皮付きじゃがいも、輪切りの大根。それぞれ蒸したり素揚げしたりと、素材に合わせた調理となっている。

スープはかなり辛いが、脂っこくなく、昆布だしの効いた上品な味わい。ガツンとくる旨さ!ではなく、またトマトベースに焦がしバジルのスタンダードとも違う、あくまでも和風テイストの爽やかで繊細な旨味がSAKURABUROWN流。個人的には辛さはほどほどがオススメ。

サービスの唐辛子3種類

お店からのサービスで自家製の唐辛子3種類を追加トッピングして頂いた。品種はお店の人もよくわからないとのこと。Googleレンズによると、ホットチェリー、ホットバナナ、四川唐辛子あたりと思われる。

その他メニュー

SAKURABROWNの激辛スタミナスパイシーカリー

3年前に初めて来店した時に注文した激辛スタミナスパイシーカリー。辛さが松→竹→梅の順に増してゆく楽しい設定。竹でもかなり激辛。

こちらは相方が頂いた一皿。すでにメニューから落丁してしまっているが和風ダシの効いた美味しいスープのおかげでスープカリーに開眼。

SAKURABROWNの落丁メニュー

基本メニューとオーダー

基本メニュー

SAKURABROWNのメニュー表

基本メニューはチキンや野菜、ソーセージなど。SAKURABROWNは定番メニューを最小限に絞り、旬の食材を使った季節限定メニューの改廃に力を入れているように感じる。野菜はイモ、ピーマン、ニンジン、レンコン、ナスの基本野菜をベースにバリエーション展開する。

オーダー方法

SAKURABROWNのメニュー表2

SAKURA BROWNの注文方法は基本メニューを決めてスープの辛さとライスの量を選択するだけ。100円トッピングは手軽にカスタマイズできるのでありがたいがSAKURA BROWNに来たらぜひ琴似ザンギを試して欲しい。クセになること請け合いの逸品。

当サイトで紹介しているメニューについて
当サイトでご紹介しているメニューの内容および価格は記事投稿時のものであり、各店の事情によって適宜変更となることもあります。現行のメニューと価格については恐れ入りますが各店の公式サイトより直接ご確認ください。(運営者)

SAKURA BROWNのゆきかた

店内の雰囲気

SAKURABROWNの店内

グリーン基調の壁面とウッドの調度品とのバイカラーコーディネートが美しいお洒落な店内と気さくなスタッフ。店内には軽やかなレゲエのBGM、そしてカウンターには洋酒の瓶がずらりと並ぶ。それもそのはずSAKURA BROWNでは本格カクテルも提供しているのだった。

我々が来店したのは月曜日の11時半頃だったが我々に続いてすぐに単身客が5名、グループ客も1組と続々来店してくる。メインストリートから少し奥まった路地裏の立地にも関わらず開店と同時にこれだけの客入りがあるのは熱心な固定客がしっかりついている証拠。

営業時間とアクセス

SAKURABROWNの外観

定休日;”辛”曜日(≒不定期)
営業時間;AM11時30分~PM3時、PM5時~PM10時
電話番号;011-688-6570
アクセス;地下鉄東西線琴似駅・琴似バスターミナルから徒歩2分
ホームページ;SAKURA BROWN公式サイト

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  • この記事を書いた人

山口光博

札幌育ちの人事コンサルタント。小売業界に詳しく学生バイト時代を含めるとコンビニ、食品スーパー、総合スーパー、卸売など、流通チャネルに関わるほとんどの職場を経験。地元である札幌市とスープカレーをこよなく愛す。

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