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その他おすすめスポット

サッポロさとらんど ミルクの郷(札幌市東区)

サツラクが運営するミルクのテーマパーク

サツラクミルクの郷のエントランス

ミルク製造の流れを学び体験できる施設

ミルクの郷はサッポロさとらんどにあるミルク関連の展示や体験をテーマとした学習施設。「牛の館(乳牛の生育と搾乳)」→「ミルク館(牛乳の製造ライン)」→「まきば館(乳製品の購買と喫食)」を順に見学することでミルク製造のプロセスを一気通貫で学べる。

サツラクミルクの郷の案内看板

ミルクの郷の案内看板。施設下側がサッポロさとらんど。なお敷地内は禁煙。歩きタバコなどもってのほか。

サツラク農業組合のルーツと沿革

百合が原公園のサイロ

北海道の食卓ではお馴染みのサツラク牛乳。正式名称はサツラク農業組合といい、ルーツは明治28年の札幌牛乳搾取業組合まで遡る。

その後、札幌酪農信用販売購買生産組合を経て、雪印乳業(現雪印メグミルク)やサツラク農協に発展してゆく。

ちなみに札幌酪農信用販売購買生産組合の設立に関わった篠路農業組合長のサイロが百合が原公園内に展望台として保存されている。

敷地にある創立百年記念の碑。明治26年に設立された札幌牛乳搾取業組合がサツラクの前身。平成7年に百周年を記念して建立された。

サツラクミルクの郷の創立百年記念碑

少しだけ自分語りをお許しください…

スーパーの店員のいらすと

実は筆者はスーパーマーケット業界出身である。バイト時代から牛乳の商品陳列を担当し、正社員になってからは日配部門で、牛乳をはじめとする乳製品の販売に携わってきた。なおミルクの郷は日配主任達の商品勉強会として、担当バイヤーに引率されて見学したことがある。

その後、販売課長に昇進するも経営陣交代で職場が”真っ黒”に…。当時の人事部は素人集団で退職者続出→悔しくて人事の専門家を目指し一念発起して転職→ヒラで再出発し人事部長まで昇り詰めた。あれから四半世紀が経ち、いっぱしの開業社労士として再訪できて感無量…。

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みどころ① 牛の館~乳牛育成へのこだわり

サツラクミルクの郷の牛の館

閑話休題。最初は牛の館の紹介から。一見すると閉館?と思うくらいに静かな施設。受付不要・入館料は無料。

搾乳体験できる展示室

サツラクミルクの郷の牛の館の牛の模型

牛の館は展示室と牛舎の2つのゾーンで構成されており、まずは展示室のご紹介から。2頭の乳牛の模型があって、搾乳方式の今昔が一目でわかるようになっている。写真下の赤いボタンを押すと搾乳機から搾乳したミルクが勢いよく床下の集合管に吸引される仕組み。

サツラクミルクの郷牛の館の搾乳体験設備

こちらは乳搾り体験用の模型。1回100円で昔ながらの手絞りによる搾乳を体験することができる。

健全な土壌と健康な乳牛によって美味しくて安全なミルクを製造できるというサツラクの世界観を表現した模型。

サツラクミルクの郷牛の館の展示
サツラクミルクの郷牛の館の展示その2

サツラクは乳牛の飼料はもちろん、飼料を生育する土壌の質にもこだわっていることがよく伝わってくる。

イマドキはフリーストール牛舎

サツラクミルクの郷のフリーストール牛舎の牛

展示室からフリーストール牛舎へ向かう。フリーストールとは乳牛をケージに固定せず放し飼いにする飼育方式。牛たちは好きな時に餌を食べ、牛舎と外を自由に行き来することで適度に運動できる。このようにストレスが溜まりづらい飼育により健康的な乳牛が育つのだ。

サツラクミルクの郷フリーストール牛舎の通廊

展示室からフリーストール牛舎に移動したところ。一直線の長い通路を移動しながら、乳牛の様子を観察できる。

牛舎の出口付近に展示された昔の酪農道具。左端の唐箕(とうみ)は札幌の郷土資料館でよく見かける。

サツラクミルクの郷フリーストール牛舎の展示物

みどころ② ミルク館~徹底した品質管理

サツラクミルクの郷のミルク館外観

続いてミルクの郷の中核施設であるミルク館を訪問。ここは実際にサツラクの牛乳を製造する現役工場である。

展示室と記念撮影コーナー

サツラクミルクの郷ミルク館のホール

2階の小ホールには、記念撮影スポットやサツラク農協の経営理念と沿革、代表的な商品パッケージを紹介するコーナーがある。写真左の装置は生乳の殺菌・冷却を行うプレート式熱交換器。牛乳と熱水を2系統で循環させ、熱伝導によって殺菌を行う。

サツラクミルクの郷のマスコットキャラクター

サツラクミルクの郷のマスコットキャラクター。手にもっている小パックは札幌市内のスーパーではお馴染み。

サツラク牛乳の歩み。筆者の世代(50代)はオレンジ色の牛マークで育ったといっても過言ではないかも…。

サツラクミルクの郷ミルク館の展示その1
サツラクミルクの郷ミルク館の展示その2

サツラクの理念は「健土健民」まさに健全な土壌と健康な乳牛からサツラクの良質な製品が生まれるのだ。

製造ラインは撮影NG(ご注意を)

サツラクミルクの郷ミルク館の展示その3

ここから牛乳の製造ライン。複雑な製造ラインを高度な制御機器と検査機器で適切にコントロールしつつ、高品質な牛乳を製造している。残念ながらこれより先は写真撮影NG。

ということで建物の窓から眺めたミルクの郷の風景をご覧ください。左にこれから向かうまきば館が見える。

サツラクミルクの郷の風景

みどころ③ まきば館~乳製品を買う・味わう

サツラクミルクの郷まきば館の外観

まきば館はバター製造の工程を見学したり、サツラクの乳製品を購入したり、ジンギスカンを味わうことができる施設だ。訪問当日はバター製造のラインは休止中だったが、普段は建物の外側からバターの製造工程を見学できるしくみになっている。

売店でできたての乳製品を買う

サツラクミルクの郷まきば館の売店

売店の様子。遠景での撮影で申し訳ないが、サツラクの乳製品がたくさん品揃えされている。

サッポロさとらんど隣接ということで、ご近所野菜の展示販売も行われいる。あまりの安さに衝動買い。

サツラクミルクの郷まきば館で購入した地物野菜

メニュー充実!軽食喫茶まきば

サツラクミルクの郷まきば館の軽食喫茶まきば

まきば館には軽食喫茶もあり、サツラク製品やさとらんどの野菜をふんだんに使ったメニューを堪能できる。

軽食喫茶といいつつメニューの品数は定食屋並み。今回はスケジュールの都合で実食できず。残念…。

サツラクミルクの郷ミルク館軽食喫茶まきばのメニュー

【PR】お中元・お歳暮に「札幌酪農バターセット」

サツラクの札幌酪農バターセットは濃厚なコクと風味がお口の中でふわっと広がるやさしい味わいが特徴です。そんなサツラクの上質なバターから「塩分45%カット」と「発酵」の2タイプを詰め合わせにしました。

酪農王国北海道の代表的な特産品ともいえるバター。老舗乳製品メーカーであるサツラクのバターは、品質への強いこだわりから、お中元・お歳暮などの贈答用としても大変人気があります。

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ふれあい広場でヒツジと戯れる

サツラクミルクの郷まきば館のふれあい広場の様子

ヒツジたちと戯れるF女史。ここのヒツジもサッポロさとらんどと同様に、とても人馴れしていて、誰かが近づくとすぐに群がってくる。それにしてもとなりのバーベキューハウスから羊肉の焼ける匂いが漂ってくるが…。

サツラクミルクの郷ふれあい広場のヒツジ

ドアップで撮影したヒツジさん。横長な瞳は広範な水平視野を確保し、いち早く危険を察知するために進化した。

さとらんどミルクの郷のゆきかた

サツラクミルクの郷牛の館の内部の様子

四半世紀ぶりに訪れたミルクの郷。冒頭でノスタルジーに浸ってしまい感傷的な文章も挿し込んでしまったが、美味しくて安全・安心な牛乳づくりにかけるサツラクのこだわりを改めて認識することができた。子供たちの社会学習と食育をかねて家族連れて訪れたい。

<編集後記>

まきば館で購入した野菜で早速スープカレー(ジャガイモとナス)とコーンチャーハン(トウモロコシと長ねぎ)を作ってみた。特にアンデスレッド(ジャガイモ)の甘さとホクホク感、そして路地物トウモロコシのしっかりした風味と粒感は格別の味。

営業時間とアクセス

【営業期間】2025年度;4月26日~11月3日※次年度以降は公式サイトで確認
【営業時間】
 ・牛の館;9時~17時
 ・ミルク館;9時30分~16時
 ・まきば館;(売店)9時30分~17時、(レストラン)11時~17時※10月は16時
【入園料金】無料
【アクセス】
 ①地下鉄東豊線環状通東駅から中央バス【東61】乗車→丘珠高校駅前で下車し徒歩10分
 ②地下鉄東豊線新道東駅から中央バス【東76】乗車→丘珠高校前で下車し徒歩10分
 ③地下鉄南北線北34条駅から中央バス【東76】乗車→丘珠高校前で下車し徒歩10分
 ※【東76】はサッポロさとらんど開園期間中はサッポロさとらんど第一駐車場まで運行
【公式サイト】ミルクの郷公式サイト(サツラク農協)

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  • この記事を書いた人

山口光博

札幌育ちの社会保険労務士。上場準備企業の人事部長を経て独立開業。大勢でワイガヤと群れるのが苦手でオフは史跡めぐりや公園散策などして静かに過ごす。某観光まちづくりセミナーでマーケティング講師を務めた経験もある。

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