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広告 公園・散策路

軽川桜づつみ・旧軽川緑地(札幌市手稲区)

初の手稲区取材は桜の名所から

加賀百万石の末裔が開基した手稲前田

前田公園とサイロ
前田家15代当主が前田農場を開設したのが前田地区のはじまり

ようやく札幌でも桜が開花し始めた4月下旬、我々は「札幌ぶら歩き探訪」初となる手稲区の取材を敢行することになった。我々の生活圏の事情でこれまで中央区、西区、北区、南区、豊平区の探訪をメインに記事を投稿してきたが、ブログ開設3年目での手稲探訪である。

なお今回はスケジュールの都合上、手稲区の中で桜のスポットとして知られる前田地区を一挙に回る。ちなみに手稲前田地区の開祖はなんと加賀百万石の前田家の末裔(第15代当主)とのこと。NHK大河ドラマ「利家とまつ」の大ファンだった筆者にとっては感慨深い…。

地域の熱意でドブ川が花見スポットに

軽川の看板

軽川(ガルガワ)は手稲前田地区の中心を流れる二級河川である。かつてはゴミの不法投棄が絶えないドブ川で、不良のたまり場となるなど、まさに手稲区のお荷物だったが、1985年頃から流域の町内会が軽川の整備に立ち上がり、やがて桜づつみ構想へ発展してゆく。

軽川は手稲山系を源流とする自然河川だ。下流域でいったん新・旧軽川に分岐し「中の川」で合流してから「新川」に流入する。軽川桜づつみが造成されたのは直線状の新軽川の方で、当初は上流の800mを整備する計画だったが、やがて総延長1,700mに規模を拡大した。

軽川桜探訪(その1)旧軽川緑地編

スタートは三晃ぼうけん公園

旧軽川緑地

今回の軽川探訪は旧軽川緑地(下流)から軽川桜づつみ(上流)へと遡上してみたい。アメイロカリィでランチを済ませ、斜向かいの前田公園を探訪してから、今回の出発点となる三晃ぼうけん公園に到着。好天にも恵まれ、ブログ画像の撮れ高も期待できそうだ。

三晃ぼうけん公園エリアは画像のように堤防と川辺に2つの散策路が設けられている。どちらの光景も捨てがたく、限られた取材時間で撮れ高を稼ぐため、ここからしばしの間、筆者は川辺を、相方は堤防のルートを、それぞれ二手に分かれて散策することにした。

🌸堤防からの眺め(その1)

旧軽川緑地(堤防の上)

こちらは堤防の上をゆく相方が撮影した写真。鮮やかなエゾヤマザクラが密集して賑やかだ。軽川桜づつみでは軽川整備構想に参加した町内会の役員らが、手稲区の企業や団体を訪問して寄付を募って苗木を購入したが、旧軽川緑地は寄贈された苗木を植栽したそう。

🌸堤防からの眺め(その2)

旧軽川緑地(堤防の上その2)

桜と常緑の針葉樹が織りなすコントラストは北国の桜シーズンならではの光景。好天も相まって明暗がハッキリし、桜の鮮やかさが一層引き立つ。自営業者の我々はスケジュールをコントロールしやすいとはいえ、桜の見頃は短いので取材の成否は運にも左右されがち。

🌸川辺からの眺め(その1)

旧軽川緑地(堤防の下)

今度は川辺をゆく筆者の視点。相方が撮影した先ほどの画像を下から見上げるような構図。水路を挟んで左側が桜並木、右側が枝垂れ柳でこちらのコントラストも風情があって良い。枝垂れ柳の向こう側に広がる三晃ぼうけん公園の桜もなかなか立派だった。

ここから旧軽川緑地がはじまる

🌸川辺からの眺め(その2)

旧軽川緑地(堤防の下その2)

ここから旧軽川緑地。軽川の名称は夏季の枯れ川がなまったものらしいが、豪雨の時は枯れ川が一変して暴れ川となり、流域に大きな被害をもたらした。現在は広い河床の中央に小さな水路を掘った二段構造で、水流を維持して衛生を保ちつつ大雨への備えも万全だ。

🌸堤防上で相方と合流する

旧軽川緑地中腹あたりをゆく筆者

途中で階段があったので、いったん堤防の上に上がって相方と合流。写真は相方が撮影した筆者の後ろ姿。すっかり春となって陽気が心地よい札幌だが、手稲山頂にはかなりの量の残雪が見える。そのためか好天ながら山から吹き下ろす風はけっこう冷たい。

🌸旧軽川緑地の桜たち

旧軽川緑地中腹あたりをゆく相方

桜のトンネルの下を、自身が撮影した写真をチェックしながら歩く相方。2年ほど前に筆者愛用の一眼レフ(ニコン)が壊れて以来、いつしかスマホ撮影がデフォルトになったが、2人で協力して撮影できるため、むしろ撮れ高は大幅にアップしたように感じる。

旧軽川緑地のエゾヤマザクラ

🌸エゾヤマザクラ

札幌でお馴染みのエゾヤマザクラは寒さに強い品種として知られる。軽川緑地の整備にあたり70種以上の品種から軽川流域の気候に適した耐寒性の4種を厳選して植樹。

🌸シダレザクラ

こちらはシダレザクラ。まっすぐ下に伸びる枝と花が特徴的。他の2種はソメイヨシノとチシマザクラで、軽川花づつみで見られる。なお八重桜は植樹されなかった様子。

前田6条9丁目でお宝発見!

旧軽川緑地の終盤

堤防ルートが途切れたので、相方と一緒に川辺に降りて先をゆく。前田6条9丁目にある小さな橋をくぐり抜けるとシダレザクラの織りなす絶景が広がり思わず息を呑む。ここで注目すべきは左側の濃い色の桜。なんと天然記念物「三春滝桜」の子孫樹であるという。

🌸天然記念物 三春滝桜

反対側からの画像。三春滝桜(みはるたきざくら)は日本三大桜のひとつで原木は福島県にある樹齢千年の大木だそうな…。その子孫樹が手稲区にあったとは驚き!

🌸旧軽川緑地もそろそろフィナーレ

旧軽川緑地の桜

エゾヤマザクラやシダレザクラ、また貴重な三春滝桜を存分に堪能したあたりで、旧軽川緑地探訪もそろそろフィナーレ。軽川の水面に浮かんでいるのは桜の花びら。GWが終わるころにはこの絶景も跡形もなく消え去るだろう。さぁカーブを曲がると終着点だ。

旧軽川緑地の終点(起点)

旧軽川緑地の終点

三晃ぼうけん公園から旧軽川を遡上してきたが、旧軽側緑地はここでおしまいとなる。なお軽川桜づつみ側(上流側)から散策する場合は、ここが旧軽川緑地の起点となる。桜のアーケードと小さな川辺に投影された木陰模様が佳き構図。春の日の麗らかな昼下がりであった。

軽川桜探訪(その2)軽川桜づつみ編

新軽川緑地(軽川花づつみ)に移動

軽川桜づつみモデル事業の看板

旧軽川緑地からいったん路上に戻り、少し歩くと新軽川緑地すなわち軽川桜づつみに到着。着想から竣工まで丸7年もの歳月を費やした軽川桜づつみはまさに手稲区民の誇るべき地域資源。軽川桜づつみの名称は、地域の町内会や商工会、小中学校からの公募による。

軽川花づつみ、建設大臣賞を受賞する

これが噂の軽川桜づつみ。手稲山を背景に新川桜並木に勝るとも劣らぬ絶景。かつてのドブ川が今や手稲の誇る花見スポットに生まれ変わったわけだが、地域の熱意と努力が認められ、軽川桜づつみ整備事業は1993年に建設大臣賞(現在の国土交通大臣賞)受賞の栄誉に輝く。

軽川花づつみを探訪してみた

🌸軽川桜づつみは4月下旬が見ごろ

軽川桜づつみの上の様子

軽川桜づつみは右岸と左岸の2つのルートが設けられているが、さすがに旧軽川緑地のように両側のルートを頻繁にに行き来するのは難しいため、今回は桜の密度がより濃そうな右岸(手稲山系に向かって右側)を選び、相方と2人で散策することにした。

🌸軽川桜づつみのチシマザクラ

チシマザクラを発見し、スマホで撮影する筆者。チシマザクラ(手前)はエゾヤマザクラ(後方)に比べて白色が強く、背が低いのが特徴。ところどころにベンチや東屋が設けられていて、小さな子供連れやお年寄りも、ゆっくりと桜鑑賞を楽しめそうだ。

🌸桜のトンネルは格好の撮影ポイント

軽川桜づつみの上の様子その3

右岸ルートは本道と側道の2つの散策路が設けられおり、側道の数カ所には見事な桜のトンネルが形成されていた。葉のつき具合からしてどちらもエゾヤマザクラだろう。大人にはちょっと窮屈な高さだが、子供達の眼前にはきっとおとぎ話の世界が広がっているはず。

新旧軽川緑地は見応え満点!

道道44号線跨線橋から軽川桜づつみを見る

新旧軽川緑地の探訪を終え、次の取材先(手稲神社)へ向かう途中、名残惜しさからか跨線橋の上から振り返って軽川桜づつみの終着点を撮影。三晃ぼうけん公園から始まった旧軽川緑地~軽川桜づつみを遡上する探訪は、所要時間1時間ながら見応え満点の小旅行だった。

軽川緑地のゆきかた

旧軽川緑地をゆく筆者
軽川花づつみは壮大、旧軽川緑地は風情が魅力

新旧軽川緑地には吸い殻や空き缶などが一切捨てられていなかったのが印象的で、軽川に対する地域住民の愛情が感じられる。一方で散策路の真ん中でランチしたり、桜のトンネルを長時間占拠する外国人が散見されたのは残念。不粋な態度は日本の花見には似合わないなぁ…。

アクセス

桜の見頃;4月下旬(2026年は4月23日~26日頃)
アクセス
 ①新軽川緑地からスタート;JR手稲駅から徒歩5分
 ②三晃ぼうけん公園からスタート;中央バス手稲高校前停留所から徒歩10分
参考文献
・知られざる手稲と加賀百万石~手稲前田と前田農場(東宮駐輦記碑移設委員会)
・手稲さくらマップ(札幌市手稲区)

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  • この記事を書いた人

山口光博

札幌育ちの人事コンサルタント(社会保険労務士)。北海道主催の観光まちづくりセミナーで講師を務めた経験あり。ThinkPad愛用者(現行機は7台目)。

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