今回は定番のチキンカレーに挑戦

最近スープカリー専門店の投稿が少ないが、これには2つほど事情がある。ひとつめは数年前に麦と獣肉アレルギーが判明し、気軽に外食できなくなってしまったこと。もうひとつはスパイスの調合を通してスープカリーの美味しさを舌の奥で探求してみたいと感じたこと。
ゆえに最近は自宅でしょっちゅうオリジナルブレンドのカレーに挑戦している。しかし現在ハマっているのはスパイスカレーである。サラサラ系スープカリーはダシを取ってからスープを濾す必要があるが、繊維質を摂取したい筆者はスパイスカレーの方が好都合なのだ。
本企画に先立ち、いろんなYouTubeチャンネルを見て研究したのだが、本場インドのカレーは日本のようにあれこれと具材をトッピングせず、基本は単品のみの極めてシンプルな仕様となっているらしい。そこで今回はスパイスカレーの定番、チキンカレーにトライする。
材料は可能な限りシンプルが良い

ミニマリストの筆者は和食やイタ飯などの「引き算」の料理を好む。したがってチキンカレーも極力シンプルに仕上げたい。他人様の嗜好にケチをつけるつもりはないが、カレーにチョコレートやウスターソースを入れて味を整えるやり方はイマイチ賛同できない…。
ちなみに市販のカレールゥは牛脂などの脂質の含有量が多く、筆者のようなシニア世代には高血圧や糖尿病リスクが高いのでオススメできない。当サイトが目指すのは近所のスーパーで手軽に食材を調達できて、なおかつ毎日食べられるヘルシーなカレーメニューだ。
調味料
- カレー粉:大さじ1杯
- シナモンスティック:1/2本
- クローブ(ホール):6~7個
- クミンシード:10振り程度
- 塩小さじ:1杯(肉の下味&たまねぎ用は別)
- コショウ:少々
- サラダ油:大さじ5~6杯
- トマトペースト:1/2本
食材
- 鶏肉(もも肉とむね肉):120g
- たまねぎ:1個
- にんにく:2片
- しょうが:2センチ角くらい
いざチキンカレーを作ってゆく!
スタータースパイスを加熱する

フライパンにサラダ油をたっぷり注ぎ、シナモンスティック、クローブホール、クミンシードをゆっくり加熱する。スパイスから気泡が出て香りが立ち上がったら次の工程へ移る。
香味野菜をみじん切りにする

スタータースパイスを加熱している間に、たまねぎとにんにく、しょうがをみじん切りにしておく。フードプロセッサがあればそれに越したことはないが、粗みじん切りでも充分。
香味野菜をフライパンに投入

フライパンに香味野菜のみじん切りを投入し、少量の塩を全体にまぶしてから、フライパンを振って塩をサラダ油を全体になじませる。むやみにかき混ぜず、しばし放置しておく。
鶏肉の下ごしらえ(下味)

香味野菜を炒めている間、鶏肉を一口サイズにカットし、塩コショウを振ってから手でしっかりと揉み込み、肉全体に軽く下味をつけておく。カレーとはいえ肉の下味は結構大事。
たまねぎを飴色に仕上げる

香味野菜の水分を飛ばしつつ、こんがりと焦げ目をつける。サラダ油をたっぷり使い沸点を上げることで短時間で飴色を引き出すことができる(焦がすと苦くなるので注意)。
トマトペーストを投入する

トマトペーストを1/2加える。トマトペーストは水気が無いので予め差し水を側に用意しておく。なおトマト缶(ホール1個)やミニトマト(5~6個)なら差し水不要で代用できる。
トマトペーストを炒める

トマトペーストと香味野菜をなじませる。爽やかな風味がお好みなら軽めに加熱し、まったりとした重厚な風味を引き出したいなら、じっくりと加熱する(ここも焦げ付きに注意)。
いよいよカレー粉を投入

ペーストが仕上がったところでカレー粉を投入。個人的にはSBの赤缶が好みだが、インデアン食品のカレー粉は辛さ控えめなので、辛い料理が苦手な相方でも安心して愉しめる。
加熱して香りを引き出す

カレー粉をなじませたところ。カレー粉も油断するとあっという間に焦げるので、差し水をスタンバイさせつつ、1~2分ほど加熱して香りを引き出す。旨味と焦げの見極めが難しい。
チキンを投入して炒める

下味をつけた鶏肉を投入したら、カレーペーストと手早く混ぜ合わせる。予めカットしたジャガイモやニンジンをタッパに入れてレンチンしておき、この時に一緒に投入してもよい。
チキンとカレーの融合…

鶏肉とカレーペーストがムラ無くなじみ、鶏肉の表面が白っぽくなったらOK。この後の工程で水を加えてしっかり煮込むので、鶏肉の中心まで火が入っていていなくても大丈夫。
水と塩を加えて煮込む

水200mlと塩小さじ1杯を加えて10分ほど煮込み、味見をしながら味を整えたら完成。味にいまいちパンチが無いなぁ~と感じたら、塩を加えて調整する(追いスパイスは無用)。
自家製チキンカレー実食レビュー

完成した自家製のチキンカレー。たまねぎを細かく刻み、しっかり炒めることでとろみも出る。水溶き片栗粉でカレーのとろみ付けなんぞ素人のやること…などと威張ってみる。なおシナモンスティックは堅くて食べられないので、盛り付け時に忘れず取り除こう。
実食レビューは正真正銘の専門店の味わいで辛さもほどよい。実はスープカリー編ではスープを濾した後の香味野菜を捨てるのがもったいなくて、化学調味料を多用したレシピとなったが、今回は天然素材にこだわったヘルシーなメニューに仕上がり大満足である。
カレー&スープカリー専門店のシェフの方々が異口同音に仰るのは、本場のインドカレーは旨味には無関心で、スパイスと塩のテイストにこだわるそう。とはいえ日本はダシ文化なので、旨味が欲しい人は仕上げの塩を鶏ガラスープの素で代用すると良いだろう。


