スープカレー

北海道スープカレー四つ葉 月寒店(札幌市豊平区)

トマトにこだわる新進気鋭のカレー専門店

トマトの甘みと酸味か織りなす上品なテイスト

四つ葉月寒店のメニュー

北海道スープカレー四つ葉 月寒店は札幌市豊平区月寒エリアにある創業3年半の新進気鋭のカレー専門店だ。店舗は主要幹線道路の国道36号線沿いで地下鉄東豊線月寒中央駅から徒歩5分、付近には月寒神社、月寒公園など見どころスポット多数の好立地となっている。

四つ葉 月寒店のメニューは、①健康効果の高いトマトをふんだんに使用、②14種類の独自ブレンドのカリースパイス、③約30種類以上の食材をじっくり煮込んだスープ、④契約農家から調達した秩父別産ななつぼし、の4点にこだわっており、さらにルゥカレーも提供している。

1年半ぶりの四つ葉のスープカレー

実は我々は1年半ほど前に中央区にあるスープカレー&カフェ四つ葉 山鼻店を訪れたことがある。メニュー構成は概ね月寒店と同じだが、山鼻店はルゥカレーは対応しておらず、そのかわり朝からカフェ&スイーツを提供するという一風変わった営業スタイルが印象的だった。

そんな山鼻店は2022年12月に突如閉店してしまい驚いた。当然、我々には事情など知る由もなく、そこで失礼にならない程度に月寒店の店長に伺ってみたところ、山鼻店は支店ではなく姉妹店という位置づけで、事情により開業から1年ほどで閉めることになったのだとか…。

北海道スープカリー四つ葉 月寒店 実食レビュー

自家製ザンギのスープカレー

四つ葉月寒店の特製ザンギのスープカレー

それでは久々に四つ葉のスープカレーを堪能したい。筆者は自家製ザンギのスープカレーをチョイス。オリジナルスープを辛さ5番、ライス普通盛りでオーダーした。スープはトマトベースに焦がしバジルの札幌スタンダードでサラサラ系。辛さ5番は辛党にはちょうどよい。

スープをひとくちすすると玉ねぎとトマトの甘みがブワッと口の中に広がり、ワンテンポ遅れてからスパイスの辛さが立ち上がってくる。そして後味をトマトの爽やかな酸味で締めくくる上品なフレーバーは、トマトにとことんこだわり続ける四つ葉ならではの味わいだろう。

お店で漬け込んだ大ぶりな3個の自家製ザンギは、サクサクの衣と肉汁たっぷりのジューシーな鶏肉のコンビネーションが最高に美味い。中華風の濃いめの味付けながらトマトの酸味の効いたスープのおかげで、脂っこさを感じずに美味しく完食することができる。

オクラ納豆のスープカレー

四つ葉月寒店のオクラ納豆のスープカレー

相方はオクラと納豆のスープカレーをオリジナルスープの辛さ0番、ライス普通盛りで頂いた。特筆すべきは四つ葉の辛さ0番はスープに蜂蜜が入ること。蜂蜜の甘みの後からじわじわと効いてくるスパイスの刺激は、他店の辛さ0番に比べるとやや強め(辛め)に感じたそう。

具材は人参、かぼちゃ、れんこん、なす、ピーマン、ブロッコリー、キャベツ、オクラに、ひきわり納豆とゆで卵が添えられる。オクラと納豆以外は筆者のメニューと同じ構成だが、オクラと納豆のとろみが他の具材とよく絡んで、咀嚼するごとに絶妙な旨味を醸し出すらしい。

なおスープカリーの定番ともいえるジャガイモが添えられていないのが気になった。しかしスープにジャガイモが溶け出してしまうと、トマトの繊細な甘みや酸味がスポイルされてしまう可能性もある。細めにカットされた野菜は女性にはとても食べやすいと好印象だった様子。

基本メニューとオーダー

基本メニュー

四つ葉月寒店のメニューその1

四つ葉の基本メニューは①パリパリチキン、②豚しゃぶ、③オクラ納豆、④ふわたまベーコン、⑤ホルカラ、⑥自家製ザンギ、⑦ラムしゃぶ、⑧特製角煮、⑨四つ葉盛りの9品。前回我々が山鼻店で頂いたのが①と②。メニューは概ね同じだが月寒店の方が3品多くなっている。

山鼻店はカフェ併設のスープカリー屋さんだったのに対し、月寒店はスープカレーとルゥカレーに特化したカレー専門店である。筆者が自宅でルゥカレーを調理する時は炒めた玉ねぎにトマトとスパイスを合わせるため、次回は自身の参考にルゥカレーを味わってみたい。

オーダー方法

四つ葉月寒店のメニューその2

四つ葉のオーダー方法は、①基本メニューを選ぶ→②カレースープ(or カレールゥ)の種類を選択する→③辛さとライスの量を指定する→④お好みでトッピングを追加する、の4ステップ。一見シンプルなメニュー表だが、ルゥカレーのバリエーションも加えると実は選択肢が多い。

サイドメニュー

四つ葉月寒店のメニューその3

サイドメニューはザンギや、ホルモン唐揚げ、チーズ春巻きなどの揚げ物系でまとめられている。ドリングはスープカリー専門店では定番のラッシーのほか、コーラやアクエリアスなどのソフトドリンクも提供する。ただしアルコールはサッポロ黒ラベル一択となっている。

勝手な希望を言わせてもらえば、カレー料理には赤ワインや黒ビールがよく合う。また爽やかなトマトの酸味を前面に出した四つ葉のカレーであれば梅酒も良いかもしれない。さらにアパタイザーとして皮付きフライドポテトなどもつまむことができればもう言うこと無し…。

当サイトで紹介しているメニューについて
当サイトでご紹介しているメニューの内容および価格は記事投稿時のものであり、各店の事情によって適宜変更となることもあります。現行のメニューと価格については恐れ入りますが各店の公式サイトより直接ご確認ください。(運営者)

北海道スープカリー四つ葉 月寒店のゆきかた

店内の雰囲気

四つ葉月寒店のトマトへのこだわり

こじんまりとした店内は、椅子やテーブルなどの調度品を含めて簡素な造りとなっている。建物自体が古いせいもあるが、欧州の片田舎にある個人経営のレストランと昭和のスナックを足して2で割ったような雰囲気で、昭和生まれの筆者には落ち着く。店内終日禁煙なのも良い。

四つ葉月寒店の店内その1

中央のテーブル席。イームス風のチェアやカウンターなど、全体的にウッドブラウン&ブラックのバイカラーでシックにまとめられている。

こちらは壁側のテーブル席。同じパターンのものが3つあるので、収容人数はカウンターを含めてMAXで10~12名程度といったところか。

四つ葉月寒店の店内その2

営業時間とアクセス

四つ葉月寒店のエントランス

四つ葉のエントランス。東南アジア系のギラギラしたエスニックな装飾とは無縁な、とても素朴な外観。ビル地下の飲食店街の奥まった場所にあるため、知る人ぞ知る隠れ家的なお店といった感じ。トマトにこだわって独自のジャンルを開拓してゆくと面白いだろうなぁ…と思う。

四つ葉月寒店のサインポール

地下鉄東豊線の月寒中央駅を出て、国道36号線を福住方面へ向かって5分ほど歩くと、一見してセコマのサインポールと見紛う看板が建っている。

こちらが入口。味の名店街のテナント案内板には四つ葉の店名が掲示されていないが、地下に降りて突き当りまでゆくと間違いなく到達できる。

四つ葉月寒店への入口(味の名店街)

定休日;不定休
営業時間;ランチ11時30分~15時(lo14時30分) ディナー16時~22時(lo21時30分)※土日祝24時迄(lo23時30分)
電話番号;011-312-4788
アクセス;地下鉄月寒中央駅より徒歩5分※駐車場あり
公式サイト;https://www.lit4.art/

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  • この記事を書いた人

山口光博

札幌育ちの人事コンサル。リテール業界に詳しく学生バイト時代を含めるとコンビニ、食品スーパー、総合スーパー、問屋&物流センターなど、流通チャネルに関わるほとんどの職場を経験。地元とスープカレーをこよなく愛す。

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