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札ぶら探訪お役立ち情報

スマホ用望遠レンズの威力が凄かった!

2024年12月21日

スマホ用望遠レンズを買ってみた

(ケンコー・トキナー公式オンラインショップより転載)

今回はいつもの札幌ぶら歩き探訪とは趣を変えて、ぶら歩き探訪の便利グッズのご紹介。いわゆる案件記事ではないが、製品レビューからのアフィリエイトとなっている点をご了承願いたい…ということで、ケンコー・トキナー社のスマホ用望遠レンズを紹介してゆく。

ありがとう我がNikon-1

ちなみに筆者が本製品を購入したきっかけは、愛用のNikon-1が天寿を全うしたから。これまでNIKKORの望遠と広角をお供に、沢山の札ぶら写真を撮影してきたいわば”戦友”だったが、秋頃から調子が悪くなり、その後1ヶ月足らずでNIKKORもろとも不動機と化したのだった…。

リアルプロクリップレンズがやってきた

リアルプロクリップレンズのパッケージ

本製品の正式名称は「リアルプロ クリップレンズ KRP-8t」で、最近モデルチェンジしたらしい。製造元のケンコー・トキナー社は、フィルターレンズ業界の老舗として知られる日本企業。さっそく我が家に到着した本製品を開封してみる。

リアルプロクリップレンズの本体(レンズ側)

レンズ本体はブラック一色のみ。仕事道具っぽい雰囲気が良い。前モデルの7倍から8倍にパワーアップ。

手前側はアイカップ付きで、単眼鏡としても使えるスグレモノ。適度な重量感のあるしっかりした造り。

リアルプロクリップレンズ(内側)
リアルプロクリップレンズのクリップ

レンズとスマホの連結クリップ。レンズマウントがスライド式に改良され、取り付け可能なスマホが増えた。

スマホに望遠レンズを取り付けてみた

リアルプロクリップレンズをモトローラに装着したところ

「リアルプロ クリップレンズ KRP-8t」を相方のモトローラに取り付けてみた。さすがに一眼レフに比べると見た目のアンバランスさというか、不安定さは否めないが、両手で丁寧に扱えば、撮影中にスマホからレンズが脱落するようなことはない。あとは慣れの問題か?

リアルプロクリップレンズのクリップをモトローラにつけてみる

対応機種は、スマホの端からカメラレンズの中心まで30mm以内、スマホの厚さ15mm以下となっている。

改良点その3。ネジを締めることで、不用意にクリップをつまんでレンズが脱落するのを防止できる。

リアルプロクリップレンズのネジ付きクリップ

スマホ用望遠レンズの威力を検証する

近所のスズメにガン見された

リアルプロクリップレンズで撮影した近所のスズメ

とりあえず事務所の窓から、たまたま居合わせたスズメを撮影。スマホは筆者の楽天BIGで距離は7〜8m。「ジョセフ・ジョースター、今見ているな…。(ゴゴゴゴゴ…)」「みんな望遠レンズから離れろ!爆発するぞぉ〜!」なんて妄想しちゃうくらいの眼力スズメ君であった。

サクッと豊平峡ダムに行ってきた

<望遠レンズなし>

札幌市南区の豊平峡ダム

8倍望遠レンズを買ったら、やはり屋外で性能を試してみたくなるのが人情というもの。そこで札幌市南区の豊平峡ダムまでやってきた。都心からバスを乗り継いで2時間以上かかるものの、タテ90mm✕ヨコ31mm、重量わずか59gのコンパクトな望遠レンズは携行も楽チン。

<望遠レンズあり>

豊平峡ダムの観光放水

豊平峡ダムは外国人観光客に人気のスポットのひとつであり、毎日定時に観光用の放水を行っている。こちらは先の写真を撮影した後に、同じ場所からスマホに望遠レンズを装着して撮影したもの。画像の周辺を若干トリミングしているが、視野が広いためケラレが出にくい。

悪用厳禁!?のハイパフォーマンス

<望遠レンズなし>

定山渓の豊平川上流

こちらは豊平川上流の写真。鮮やかな紅葉と冷たく澄んだ豊平川の源流のコントラストが美しい。定山渓温泉付近では、観光客向けに川下り体験を開催している。スマホでそのまま撮影しただけでは、当然ながらちょっと様子がわかりにくい。

<望遠レンズあり>

定山渓の豊平川上流でカヌー体験実施中

そこで我が楽天BIGに「リアルプロ クリップレンズ KRP-8t」を装着。川下りの様子を覗き見(?)できたが、周辺がピンボケだったので、定山渓温泉のブログ記事では不採用となった。望遠とスマホの双方のレンズの光軸がピタリと一致していないとボケるようだ。

望遠レンズの限界に挑戦する!

<ズームなし>

札幌市豊平区の月寒公園の鴨(1倍)

豊平区の月寒公園に場所を移し、「リアルプロ クリップレンズ KRP-8t」の限界に挑戦してみた。モチーフは岸でまどろむ1組の鴨のつがい。まずはレンズを装着せずにスマホで撮影。

<8倍ズーム>

札幌市豊平区の月寒公園の鴨(8倍)

「リアルプロ クリップレンズ KRP-8t」を装着。スマホの倍率は標準のまま、8倍✕1倍ズームで撮影するとこんな感じ。慎重に撮影したが、やはり周辺がピンボケ気味になってしまう。

<16倍ズーム>

札幌市豊平区の月寒公園の鴨(16倍)

次にスマホ側を2倍(望遠8倍✕スマホ2倍=16倍)にする。周辺のピンボケは依然として解消されないが、中央の被写体さえしっかり撮影できれば良い、と割り切るならまぁ許容範囲か…。

<32倍ズーム>

札幌市豊平区の月寒公園の鴨(32倍)

さらにスマホ側を4倍にズームアップ(望遠8倍✕スマホ4倍=32倍)。撮影位置は1枚目からずっと同じだが、これだけ被写体と距離をキープできると、動物の撮影にも重宝しそう。

<48倍ズーム>

札幌市豊平区の月寒公園の鴨(48倍)

まだまだいくぜ!とスマホ6倍✕望遠8倍の48倍。予想以上にしっかりと鴨のつがいの様子が撮影できている。手軽な価格と携行性の良さを考えると、とてもコスパの高い製品といえる。

<64倍ズーム>

札幌市豊平区の月寒公園の鴨(64倍)

ダメ押しにスマホMAXの8倍✕望遠8倍=64倍で撮影。カメラにうるさい人は、なにかとご意見もあるかもしれないが、筆者のようなミニマリストにとっては、充分すぎる性能。

リアルプロクリップレンズ KRP-8tは買いか?

狙う被写体とスマホ次第か…

札幌市豊平区の相馬神社でみかけたエゾリス

写真は豊平区相馬神社で撮影したエゾリス。本製品はアダプターの装着に時間がかかるため、一瞬のシャッターチャンスを捉えるのが難しい。また動く被写体の撮影は、スマホのシャッタースピードやオートフォーカス、手ブレ補正機能に大きく影響される点に注意が必要。

個人的には買って満足のアイテム

ケンコー・トキナーのスマホ用望遠レンズ

「リアルプロ クリップレンズ KRP-8t」はわずか5千円足らずの投資で、しっかりとした望遠撮影が可能なスグレモノ。スマホ用望遠レンズのジャンルは海外製のパチモン製品も散見されるが、ケンコー・トキナー社のトップはあのHOYAの創業一族でもあり信頼性はピカイチ。

なお楽天市場では、前モデルの7倍仕様も併行して販売されている。個人的には望遠レンズの倍率はもちろんのこと、クリップも現行モデルの方がより使いやすく改良されているので、もし購入するのであれば、現行の8倍モデルをオススメしたい。

ケンコー・トキナー社の公式オンラインショップでは、在庫処分品の特価セールもあるのでお見逃しなく。

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  • この記事を書いた人

山口光博

札幌育ちの人事コンサルタント。小売業界に詳しく学生バイト時代を含めるとコンビニ、食品スーパー、総合スーパー、卸売など、流通チャネルに関わるほとんどの職場を経験。地元である札幌市とスープカレーをこよなく愛す。

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