スープカリー

Original Soup Curry SHO-RIN 麻生店(札幌市北区)

ハードパンチのインファイト系スープカリー

SHO-RIN麻生店のスープカリー

SHO-RIN麻生店は、札幌市北区麻生町にある2004年に創業したスープカリーとルゥカレーの専門店である。実は筆者は麻生町育ちで、同店のある五叉路界隈は、かつての筆者の通学路である。就職後は転勤や転職によって道内各地を転々と流浪していたが、まさかこの歳になって、かつての通学路を見下ろしながらスープカリーを喫食するなどとは夢にも思わなんだ。

さてSHO-RINの店主に伺った話によると、店主はかつてルゥカレーの専門店で修行を積んだ後に、スープカリーとルゥカレーの二刀流でもって同店を開業されたそうな。同店の公式サイトに記されているように、濃縮スープのこくまろテイストと、スパイスの主張強めで健康的な発汗効果も期待できる激辛フレーバーは、まさにスープカリー業界のハードパンチャー。

SHO-RIN麻生店実食レビュー

チキンカリー

SHO-RIN麻生店のチキンカリー

まず筆者。チキンカリーを辛さ10番、スパイシースープ、ライス普通盛りでいただく。とろみのあるスープと細かく刻まれた玉ねぎの甘み、肉系のダシ、パンチの効いたスパイスが混じり合い、ルゥカレーのような濃厚なコクを醸し出している。普段はスープとライスを別々に食す筆者も、思わずライスをスープに投入し、カレーライスよろしくガツガツと肉弾戦に突入。

辛さ10番+スパイシースープは辛党を自認する筆者には、まぁまぁの辛さ。大ぶりのじゃがいもは香ばしく、きくらげのコリコリした歯ごたえが心地よい。キャベツはあえて芯の部分をチョイスし、柔らかく加熱調理して甘みを誘い出す戦術か…。チキンはホロホロに柔らかく、鶏皮が口の中で溶けてゆく。硬めのターメリックライスはSHO-RINスープとガチで噛み合う。

角煮カリー

SHO-RIN麻生店の角煮カリー

獣肉NGの筆者に代わって、相方が角煮カリーに挑戦した。辛さは1番、ライスは小盛。スープはスパイスが良く効いていて少し辛めだが、辛さが苦手な彼女でも、食べるのがキツイというほどではなかったそう。玉ねぎなどの香味野菜はスープ採取時に濾してしまうのが一般的だが、あえてみじん切りの玉ねぎを残しているあたり、同店のこだわりを感じるとのこと。

4つに切り分けた豚の角煮は、女性にはとても食べやすいと好印象。豚角煮とゆでたまご以外の具材は、筆者のチキンカリーと概ね同じようだが、きのこ好きの彼女にとって、きくらげのトッピングは殊の外嬉しかった様子。柔らかい具材が多いスープカリーにおいて、きくらげの食感は画期的なアクセントである!らしい。他店のオーナー様、何卒ご検討下さいませ。

基本メニューとオーダー

基本メニュー

SHO-RIN麻生店のメニュー表①

SHO-RIN麻生店の基本メニューは10種類。チキンや豚角煮、野菜、キーマ納豆など、札幌スープカリーの定番メニューを網羅した、オーソドックスなラインナップとなっている。また平日のランチタイム限定で、チキンスープカリーとチキンルゥカレーの2種類を、リーズナブルな価格で提供している。ちなみにランチメニューはライス大盛り無料。これは嬉しい。

オーダー方法

SHO-RIN麻生店のメニュー表②

SHO-RIN麻生店のオーダー方法は、①基本メニューを選ぶ→②スープの辛さを選ぶ→③ライスの量を選ぶ→④スープの種類を選ぶ→⑤最後にトッピングを追加する、といったステップ。辛さは1番から10番までは無料、11番からは段階ごとに追加料金が発生しMAXは40番。ライスは極小(50g)からもりもり(600g)まで、6段階の設定となっている。

スープはなんと5種類。オリジナルとスパイスの2種類が無料、ココナツとトマト、エビの3種類がそれぞれ追加良品が必要となる。トッピングはチーズや納豆、レンコンやオクラなどの野菜類、ハンバーグやラムキーマなどの肉類など、かなりバリエーション豊かな選択肢となっている。基本メニューがリーズナブルなので、気軽にトッピングを追加できそう。

SHO-RIN麻生店のオーダー方法

2F席の注文は、備え付けのオーダーシートに記入してから、卓上のブザーを押してスタッフを呼ぶ。

水はセルフサービスとなっている。この日は麦茶も無料で提供されていた。激辛店はセルフが正解。

SHO-RIN麻生店のセルフサービスの水

当サイトで紹介しているメニューについて
当サイトでご紹介しているメニューの内容および価格は記事投稿時のものであり、各店の事情によって適宜変更となることもあります。現行のメニューと価格については恐れ入りますが各店の公式サイトより直接ご確認ください。(運営者)

SHO-RIN麻生店のゆきかた

店内の雰囲気

SHO-RIN麻生店の2階席

SHO-RIN麻生店の2階席の様子。シックで落ち着いた大人の空間。渋いJAZZをBGMに、パンチの効いたスープカリーを静かにいただく。SHO-RINはすすきの店と麻生店の2店舗を展開しており、前者がアジアンリゾート、後者が自然というコンセプトで店内演出を行っている。個人的に、麻生店は大人の隠れ家といったイメージの方がピッタリだと思う。

SHO-RIN麻生店の2Fカウンター席

2Fカウンター席からの眺め。交通量が多く、商業施設が密集する五叉路周辺において、同店の非日常感は、まるでオアシス。あぁ癒やされる〜。

こちらはテーブル席。天然素材をふんだんに使った調度品と暖色系の間接照明で統一された店内は、温もりのある優しい雰囲気。家族連れでどうぞ。

SHO-RIN麻生店の2Fテーブル席

営業時間とアクセス

SHO-RIN麻生店の外観

SHO-RIN麻生店は交通アクセスが良好な好立地にある。幼児用の椅子も完備しており、店主の気さくさも相まって、小さなお子さんのいる家族連れでも気軽に出かけられるだろう。最近はデリバリーにも力を入れており、麻生や新琴似はもちろんのこと、屯田や太平、篠路までカバーしている。詳しくは公式サイトよりどうぞ。

定休日;火曜日
営業時間;11時30分〜21時(LO;20時30分)
電話番号;011−707−2622
アクセス;地下鉄南北線麻生駅から徒歩1分、麻生バスターミナルから徒歩3分、JR新琴似駅から徒歩5分
公式サイト;SHO-RIN総合案内ページ

こちらもおすすめ

  • この記事を書いた人

山口光博

札幌育ちの人事コンサルタント。小売業界に詳しく学生バイト時代を含めるとコンビニ、食品スーパー、総合スーパー、卸売など、流通チャネルに関わるほとんどの職場を経験。地元である札幌市とスープカレーをこよなく愛す。

-スープカリー
-, , , ,