お洒落で美味しい路地裏の隠れ家
SAKURA BROWNは西区琴似地区にあるスープカリー専門店である。決してメニューの種類は豊富とはいえないが、旬の食材をユニークにアレンジし、また化学調味料に頼らず手間ひまかけた丁寧な調理によって素材本来の味を極限まで引き出した本格派のお店である。
実は筆者と相方がスープカリー巡りを始めたキッカケとなったのもこのお店である。今から3年前に昼ごはんにぶらりと入ったこのお店でSAKURA BROWN流の繊細な和風ダシ+美しい盛り付けに興味を惹かれ、スープカリーなるメニューを探求してみようということになった。
SAKURA BROWN 実食レビュー
琴似ザンギと長イモ野菜カリー
カリースープ(辛さ6)
久々のSAKURA BROWNでオーダーしたのは琴似ザンギと長イモ野菜カリー。辛さは6でライスは普通盛り。こちらは基本野菜(じゃがいも、ピーマン、ニンジン、レンコン、ナス)に揚げた長イモやブロッコリーなどの野菜が追加される。あっさりしつつ味わい深いスープ。
ライス(普通盛り)&琴似ザンギ
ご飯の方がトッピングではないかと錯覚するサイズの肉塊がターメリックライスにドカンと添えられている。カリカリジューシーな大ぶりのザンギにかぶりつくとほんのり中華風の下味のついた肉汁が口中に拡散する。あっさり系カリースープに浸して食しても相性バツグン。
チキンカリー
カリースープ(辛さ1)
相方はオーソドックスにチキンカリー。辛さ1でライスは小盛り。ダシの旨味とカリースパイスの刺激がほどよく調和しており、辛さが苦手な相方でもしっかり飲み干せるスープ。具材は基本野菜(イモ、ピーマン、ニンジン、レンコン、ナス)+チキンレッグとシンプル。
チキンレッグはトロトロに柔らかく軟骨までツルリと食べられる。野菜はニンジンとレンコン以外は素揚げされていて、特に皮付きのジャガイモが香ばしくて印象的だったとのこと。さりげなくレンコンがターメリックで着色されているところに同店の美意識を感じる。
ライス(小盛り)
ライス小盛りはこれくらい。量よりもむしろ見た目の美しさに注目。鮮やかなイエローのターメリックライス&レモンと濃紺の波模様柄の器とのコントラストの美しいこと。SAKURA BROWNはお店のロゴやメニュー表、店内の演出などから店主のセンスの良さが際立つお店。
その他メニュー
3年前に初めて来店した時に注文した激辛スタミナスパイシーカリー。辛さが松→竹→梅の順に増してゆく楽しい設定。竹でもかなり激辛。
こちらは相方が頂いた一皿。すでにメニューから落丁してしまっているが和風ダシの効いた美味しいスープのおかげでスープカリーに開眼。
基本メニューとオーダー
基本メニュー
基本メニューはチキンや野菜、ソーセージなど。SAKURABROWNは定番メニューを最小限に絞り、旬の食材を使った季節限定メニューの改廃に力を入れているように感じる。野菜はイモ、ピーマン、ニンジン、レンコン、ナスの基本野菜をベースにバリエーション展開する。
オーダー方法
SAKURA BROWNの注文方法は基本メニューを決めてスープの辛さとライスの量を選択するだけ。100円トッピングは手軽にカスタマイズできるのでありがたいがSAKURA BROWNに来たらぜひ琴似ザンギを試して欲しい。クセになること請け合いの逸品。
当サイトで紹介しているメニューについて
当サイトでご紹介しているメニューの内容および価格は記事投稿時のものであり、各店の事情によって適宜変更となることもあります。現行のメニューと価格については恐れ入りますが各店の公式サイトより直接ご確認ください。(運営者)
SAKURA BROWNのゆきかた
店内の雰囲気
グリーン基調の壁面とウッドの調度品とのバイカラーコーディネートが美しいお洒落な店内と気さくなスタッフ。店内には軽やかなレゲエのBGM、そしてカウンターには洋酒の瓶がずらりと並ぶ。それもそのはずSAKURA BROWNでは本格カクテルも提供しているのだった。
我々が来店したのは月曜日の11時半頃だったが我々に続いてすぐに単身客が5名、グループ客も1組と続々来店してくる。メインストリートから少し奥まった路地裏の立地にも関わらず開店と同時にこれだけの客入りがあるのは熱心な固定客がしっかりついている証拠。