札幌本社の全国的ハンバーグレストラン
びっくりドンキーは2023年12月時点で日本全国に344店を展開する大手ハンバーグレストランチェーンである。創業は1968年で岩手県盛岡市で開業した「ハンバーガーとサラダの店・べる」というわずか13坪の小さなお店だった。
その後、手作り感にこだわったハンバーグの味が評判となり徐々に店舗数を増やしてゆき、1973年には現在の屋号であるびっくりドンキーに改称、メニューもハンバーガーから本格的な手ごねハンバーグへとシフトし、1980年代にはフランチャイズ展開を開始する。
今や全国チェーンとなったびっくりドンキーだが経営母体の株式会社アレフの本社は札幌市白石区にある。CSRにも取り組む札幌を代表する優良企業。
びっくりドンキー狸小路店 実食レビュー
チーズカリーバーグディッシュ
全国どこにでもあるびっくりドンキーの実食レビューなどいまさらなんだ?とお叱りを受けそうだが、札幌を本拠地とするカレー料理取扱店であれば一応味わっておかないわけにはゆくまいということで、まずは人気のカリーバーグディッシュのチーズトッピングメニューから。
びっくりドンキーはカレー専門店ではないので当然ながら辛さレベルの指定などできないし、そもそも同店のカレーは老若男女問わず誰でも美味しく楽しめる甘めの味付けとなっている。牛すじベースのスープに香味野菜を細かく刻んで煮込んだまろやかな深いコクが特徴。
おろしそバーグディッシュ
相方は女性に人気のおろしそバーグディッシュを頂く。少食な相方のために特別にお願いしてライスを少なめに調整してもらった。和食に用いることの多い大根おろしと青じそを洋食のハンバーグに添えたメニューはびっくりドンキーが最初ではなかっただろうか?
ハンバーグの肉の旨味とさっぱりした大根おろし&青じその爽やかな風味とびっくりドンキーのオリジナルのマヨタイプドレッシングを載せたシャキシャキの大根サラダが、脂っこくてお腹にもたれ気味になりがちなハンバーグ料理をあっさり食べやすい味にしている。
びっくりドンキー狸小路店のゆきかた
営業時間とアクセス
狸小路店の店内。びっくりドンキーの各店舗は出店地の地域的特徴や歴史的背景などを調べ、その地に由来した店内演出を行って地域密着感をPRするなど如才ないプロモーションを展開。
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びっくりドンキー大通地下店 実食レビュー
フォンデュ風チーズバーグディッシュ
次は大通地下店。びっくりドンキーくらいの多店舗チェーンとなるとソースやハンバーグなどは地区エリアごとに設けられたセントラルキッチンでまとめて調理するのが一般的なので、店ごとの実食レビューになんの意味があるかと言われそうだがそこは大目に見て欲しい。
さてフォンデュ風チーズバーグディッシュはチーズ好きの筆者がオーダーしたもの。かつて期間限定メニューだったが人気があってレギュラー入りしたと思われる。手ごねハンバーグの肉汁のしっかりした旨味とまろやかなとろけるチーズがマッチしないはずがない納得の旨さ。
パインバーグディッシュ
こちらは相方のメニュー。筆者のびっくりドンキー歴は30年以上だがパインバーグディッシュは当初から変わらぬ永遠の定番。パインの酵素が肉を柔らかくするとかで多くのハンバーグ専門店でメジャーとなっているゴールデンコンボ。パインの甘酸っぱさが肉の旨味と合う。
ちなみにあまり食レポで触れられることが少ないが、びっくりドンキーのライスは契約農家から仕入れた省農薬米を2006年から全店舗で採用している。さらにお米の品種は店舗の立地ごとにその地で生産されたお米を仕入れる適地適作を基本としている徹底ぶり。
びっくりフライドポテト
ハンバーグに負けず劣らず人気のメニューがこちらのびっくりフライドポテト。従来のフライドポテトといえばシューストリングというまさに靴紐のように補足カットされたスナック菓子のようなものが一般的だったが、その常識をひっくり返したのがこのメニュー。
表面をカリカリに揚げられた太めのフライドポテトを両手でつまんで真ん中から折ると、まるで焼き芋のように湯気を立てながらホクホクの身が現れて食欲をそそる。びっくりドンキーオリジナルのマヨネーズとケチャップにディップしてから口に放り込むともう箸が止まらない。