北海道生まれの上質な和食ファミリーレストラン
関東圏でお馴染みとなった札幌市発祥の和食レストラン
![和食処とんでんの食事風景](https://sapporoburaaruki.info/wp-content/uploads/2023/11/20140113_133442.jpg)
北海道生まれ和食処とんでんは札幌発祥の和食専門のファミリーレストランであり、地元民には安くて美味しい手軽なお店としてよく知られている。和食処とんでんは1968年に創業したとんでん株式会社が運営しており、1973年に開業したとんでん鮨が前身となっている。
とんでんの屋号は北海道開拓に従事した屯田兵に由来している。しかし全96店舗のうち北海道にあるのは札幌市内と江別市など近郊としの14店舗のみで他は東京などの関東圏に集中して展開している。そのため地域によっては和食処とんでんを知らない道民も少なくない。
製菓・製パン兼業からレストラン専業へ
![和食処とんでんのメニュー2022年](https://sapporoburaaruki.info/wp-content/uploads/2023/11/IMG_20220915_124927.jpg)
かつてとんでん株式会社は製菓・製パン事業も営んでおり、筆者の学生アルバイト時代はスーパーのベーカリー売り場において日糧製パン&とんでん製菓は双璧だった。しかしある時期を境にとんでん製菓の商品が山崎製パンのものにガラリと切り替わって驚いた記憶がある。
その後のとんでん株式会社は和食レストラン事業に経営リソースを集約して本格的に飲食業に邁進してゆくのだが、この頃からメニューのラインナップが充実して企画モノが増え、味も接遇サービスも格段に向上して北海道を代表する和食レストランとして認知されてゆく。
当サイトで紹介しているメニューについて
当サイトでご紹介しているメニューの内容および価格は記事投稿時のものであり、各店の事情によって適宜変更となることもあります。現行のメニューと価格については恐れ入りますが各店の公式サイトより直接ご確認ください。(運営者)
北海道生まれ 和食処とんでん実食レビュー
和食処とんでん月寒店(豊平区)
◆一汁三菜ランチとろ鰹の刺し身
![和食処とんでんのトロカツオ刺し身定食](https://sapporoburaaruki.info/wp-content/uploads/2023/11/IMG_20220915_130405.jpg)
これは2022年のランチメニューだった日替わり一汁三菜の月曜限定メニューであるとろ鰹の刺し身。厚めにカットされた鰹の刺し身に帆立貝の味噌汁、だし巻き玉子、卯の花の和え物、漬物がセットになっている。
![和食処とんでんの鰹の刺し身](https://sapporoburaaruki.info/wp-content/uploads/2022/11/IMG_20220915_130444.jpg)
秋を代表する味覚の戻り鰹は脂がたっぷりのっていて別名トロ鰹とも呼ばれている。わさびと生姜の両方が添えられている配慮がうれしい。
味噌汁の帆立貝には身がしっかりと詰まっている。北海道ではオホーツク産が夏から秋、日本海側が冬から春にかけて帆立漁の最盛期となる。
![和食処とんでんの帆立の味噌汁](https://sapporoburaaruki.info/wp-content/uploads/2022/11/IMG_20220915_130434.jpg)
◆定番ランチメニュー天丼・そば
![和食処とんでんの天丼・そば定食](https://sapporoburaaruki.info/wp-content/uploads/2023/11/IMG_20220915_130258.jpg)
こちらは通常のランチメニューで和食処とんでんの前身となるとんでんファミリーレストラン時代からの定番メニュー。デフォルトはうどんだがそば好きの筆者はいつも冷たいそばにチェンジしてもらっている。
![和食処とんでんの天丼](https://sapporoburaaruki.info/wp-content/uploads/2022/11/IMG_20220915_130304.jpg)
海老、おくら、しそ、南瓜、茄子、舞茸が盛り付けられた和食処とんでんの人気メニュー。サクサクカリカリとした香ばしい食感は理屈抜きに旨い。
和食処とんでんのそばは道内有数のそばの産地である幌加内産のキタワセ種を採用。更科そばはあっさりさっぱりで万人向けの食べやすさ。
![和食処とんでんの北海道そば](https://sapporoburaaruki.info/wp-content/uploads/2022/11/IMG_20220915_130319.jpg)
和食処とんでん月寒店のゆきかた
◆営業時間とアクセス
![和食処とんでん月寒店](https://sapporoburaaruki.info/wp-content/uploads/2023/11/IMG_20220915_133833.jpg)
国道36号線に面したにぎやかなエリアにある和食処とんでん月寒店はランチタイムは混雑する。少し歩くと月寒神社や月寒公園などもあって食後の散策も楽しめる。
和食処とんでん南16条店(中央区)
◆さざんか・北海道そば
![和食処とんでんのさざんか・北海道そば](https://sapporoburaaruki.info/wp-content/uploads/2023/11/DSC_9779.jpg)
和食処とんでんのルーツはとんでん鮨。現在でも寿司料理は同チェーンのこだわりメニューのひとつとなっている。さらに香りとコシの北海道産そば、揚げたて天ぷら、地下水を使った鰹だしと道産卵を店内でじっくり蒸し上げた絹のような口当たりの茶碗蒸しのセット。
![和食処とんでんの北海寿司](https://sapporoburaaruki.info/wp-content/uploads/2022/11/DSC_9787.jpg)
鮨はマグロ、海老、カニ、サーモン、数の子、イクラの6貫セット。シャリは道産ななつぼしを自社製の酢で仕込む。寿司醤油も自社開発品。
北海道そばや天ぷら盛り合わせは単品でも天せいろそばのセットでも注文できる。嗜好が多様化した時代に柔軟な対応はありがたい。
![和食処とんでんの特製そば](https://sapporoburaaruki.info/wp-content/uploads/2022/11/DSC_9780.jpg)
◆北海道産真ほっけフライ膳
![和食処とんでんの真ほっけフライ膳](https://sapporoburaaruki.info/wp-content/uploads/2023/11/DSC_9774.jpg)
ホッケフライは北海道の食卓ではアジフライよりも馴染みがあるソウルフード的なメニューである。和食処とんでんでは大ぶりのホッケフライをとんかつに見立てた真ほっけフライ膳を提供している。さらにマグロの刺し身や高野豆腐の和え物などもついてお得感満載。
![和食処とんでんのホッケフライ](https://sapporoburaaruki.info/wp-content/uploads/2023/11/DSC_9775.jpg)
ホッケの漁獲量全国1位はもちろん北海道。脂がのったホッケフライはとんかつに勝るとも劣らない美味しさ。タルタルソースと中濃ソースで頂く。
少量ながらマグロの刺し身の小鉢つきは太っ腹。わさび醤油に浸してから炊きたてごはんにのせて美味しく頂いた。ほんの少しだけ贅沢気分。
![和食処とんでんのマグロ刺身の小鉢](https://sapporoburaaruki.info/wp-content/uploads/2023/11/DSC_9791.jpg)
和食処とんでん南16条店のゆきかた
◆営業時間とアクセス
![和食処とんでん南16条店](https://sapporoburaaruki.info/wp-content/uploads/2023/11/IMG_20231126_153539.jpg)
和食処とんでん南16条店は南区と中央区を結ぶ幹線道路である石山通沿いにあり、市電の西線と東線のちょうど中間地点に位置する。
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和食処とんでん宮の森店
![和食処とんでんの天丼・そばセットプラス日本酒](https://sapporoburaaruki.info/wp-content/uploads/2023/11/DSC_3508.jpg)
最後は和食処とんでんで年越しそばと日本酒を一緒に頂きましょう!というお話。メニューは再登場となる天丼・そばセット。筆者はとにかくこのメニューが好きで和食処とんでんに行くとほぼ毎回このメニューを注文するといった状態が30年以上続いている。
和食処とんでんは年中無休とはいえさすがに大晦日の夜はほぼ貸し切り状態。去りゆく一年を振り返って独り内省タイム。さて来年はどんな年かな?
![和食処とんでん宮の森店](https://sapporoburaaruki.info/wp-content/uploads/2022/11/DSC_3505.jpg)
和食処とんでん宮の森店のゆきかた
◆営業時間とアクセス
![和食処とんでん宮の森店](https://sapporoburaaruki.info/wp-content/uploads/2022/11/IMG_20221012_091336-1.jpg)
JR札幌駅から和食処とんでん宮の森店へ行く場合はJR北海道バス琴似営業所(JR北海道バスの本社)行きに乗車するとアクセスしやすい。
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