札幌っ子のソウルフードみよしのぎょうざ
ギョウザひとすじ半世紀
みよしのさっぽろは札幌市を代表する餃子定食屋チェーンであり、市内のスーパーではチルド商品のみよしのぎょうざが販売されていることもあって今やみよしのぎょうざは札幌っ子にとってソウルフードともいえる食べ物となっている。
みよしのさっぽろを運営しているのは株式会社テンフードサービス。設立が1967年の同社はかれこれ半世紀以上にわたって札幌市でみよしのぎょうざを製造・販売してきたことになるが、前身は大正初期に狸小路で創業した大衆食堂美よし野というから実は相当な老舗。
みよしのさっぽろの店舗
現在みよしのさっぽろは市内に21店舗、近隣に5店舗を展開している。かつてみよしのぎょうざといえばカウンター席の小さな定食屋といった印象だったが、1993年のみよしのさっぽろ清田店の出店から広々とした店内にテーブル席を設けたレストラン業態に進化してゆく。
店舗の大型化によってラーメンや豚汁定食などの新メニューが加わったが、出店場所の立地特性に対応するために従来のカウンター席だけの店舗もそのまま営業しており、さらに各店舗の商圏にあわせて営業時間やメニュー構成なども店舗ごとに柔軟に調整しているのが特徴。
みよしのさっぽろ実食レビュー
みよしのぎょうざ定食(琴似店/西区)
琴似店でみよしのさっぽろのスタンダードメニューであるぎょうざ定食を頂く。ぎょうざが6個、ライス、味噌汁のシンプルなセット。キャベツの浅漬はおかわり自由。ぎょうざを一口かじり、ご飯をほおばり、箸休めに浅漬をつまんでから熱い味噌汁で喉の奥に流し込む。
みよしのぎょうざ定食はシンプルながら飽きのこない日常の食卓の味わいと庶民的な価格設定ゆえに半世紀以上の長きにわたって札幌市民に愛されてきたのかもしれない。これといって凄いというメニューではないが時々無性に食べたくなる味である。
見事な焼き加減はお店ならでは。気のせいかもしれないがお店で食べるみよしのぎょうざは生姜の風味がより引き立っているように感じる。
みよしのさっぽろ琴似店へのゆきかた
琴似店は琴似栄町通に面した繁華街にある。カウンター席の小型店ながら自宅の台所の延長線のように手軽に利用できるところがよい。
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得みよしの盛りぎょうざカレー(山鼻店/中央区)
みよしのさっぽろをぎょうざの定食屋さんから札幌発のファミリーレストランへと飛躍させたのは1977年に定番メニューに加わったぎょうざカレーである。一見、縁のなさそうな餃子とカレーの斬新なコラボがヒットして現在でも同店の看板メニューのひとつとなっている。
レギュラーのぎょうざカレーは餃子が3個だが筆者が注文したのは得みよしの盛りカレーという餃子6個に温玉がついたスペシャルバージョン。しかしこれほど餃子とカレーの相性が良かったとは予想外。ちなみにラー油を足せば辛口に、温玉をのせて崩せば甘口に味変できる。
お住まいの地域にみよしのさっぽろが出店していない人は公式通販でぎょうざとルゥを購入して自宅でぎょうざカレーを再現するのも一興。
みよしのさっぽろ山鼻店へのゆきかた
山鼻店は幹線道路の石山通に面したロードサイド店であるため店内は広くテーブル席もあって駐車場完備。さらに翌朝4時まで営業。
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