昭和レトロ感満載の奥芝ワールド
奥芝商店は2006年開業のスープカリー専門店であり、運営会社は株式会社NEXT LEVELという札幌の企業である。現在は札幌市を中心に道内や関東圏におよそ15店舗を展開しており、これらのうち3店舗は無人蔵というレトルト商品の無人販売店で最新トレンドにも敏い。
奥芝商店の特徴はカリースープに初めて海老ダシを採用したこと、また昭和の古き良き時代を想起させる和風のメニューとプロモーションにこだわっている点である。奥芝商店とは創業者の祖父が営んでいた食料品店の屋号だが、今やスープカリー業界の風雲児となっている。
おくしばぁちゃんのコースター。モチーフが何だったか失念したがこういった細部にまで旧き日本のモノ・コトにこだわるのが奥芝流。
同店スタッフの採用条件は60歳以上であること。独自のスープカリーの世界を探求するのみならず高齢者の就労支援などCSRにも熱心。
おくしばぁちゃん 実食レビュー
じっちゃんカリー(特選角煮カリー)
筆者は初老のオッサンなのでじっちゃんカリー。和風の奥芝商店らしく丼物のような深い器に豚角煮、大根、かぶ、ニラ、レンコン、じゃがいも、人参、長葱などのたくさんの和風野菜になんとお麩まで添えられている。ちなみにニラは日替わりの無料トッピングサービス。
早速頂く。味わいは煮物にカリースパイスを加えてちょっとオリエンタル風にしたような印象。スープは海老スープを辛さ5番でオーダーしたが少し辛味が強かったのかせっかくの海老の風味があまり感じられず少し後悔。柔らかく煮込まれた豚と煮汁の甘味が調和して美味。
一般的なスープカリー専門店では主役はスープ。しかし奥芝商店では茶碗メシが主役でスープカリーはあくまでもご飯のおかずという位置づけ。
ばっちゃんカリー(彩り野菜カリー)
筆者がじっちゃんなら・・・ということで、相方はばっちゃんカリーを注文した。スープは海老スープ、辛さはいつものようにゼロだがそれでも辛味を感じたため海老の風味を味わう余裕が無かったとのこと。ただし辛い食べ物が苦手な人でも完食できる程度の辛さだそう。
彩り野菜カリーというだけあって、じゃがいも、人参、茄子、南瓜、大根、かぶ、ごぼう、さつまいも、長葱、ミニトマト、キャベツ、ブロッコリー、豆苗、黒豆など18種類の豊富な野菜に手毬麩トッピングの小技が冴える。さすが奥芝商店。
[PR]楽天市場でも購入できます!
基本メニューとオーダー
基本メニュー
おくしばぁちゃんのメニューは独創的。ただし価格は一般的なスープカリー専門店に比べるとやや高級志向。同店のウリである天ぷらを添えた2千円を超えるメニューもある。ハレの日に、ばあちゃんちにご馳走を食べにゆくといったコンセプトだろうか。
オーダー方法
おくしばぁちゃんの注文方法は①基本メニューを決める、②スープを選ぶ、③辛さを選ぶ、④ご飯の種類と量を選ぶ、まではよくあるスープカリー専門店の注文スタイル。しかしおくしばあちゃんではなんと⑤無料トッピングを一品選ぶ、というステップが追加される。
こちらは相方が選んだ玄米小盛り(80g)と無料トッピングのねぎ味噌。他のスープカリー専門店では小盛り=150g設定が多いためヘルシー志向か?
当サイトで紹介しているメニューについて
当サイトでご紹介しているメニューの内容および価格は記事投稿時のものであり、各店の事情によって適宜変更となることもあります。現行のメニューと価格については恐れ入りますが各店の公式サイトより直接ご確認ください。(運営者)
おくしばぁちゃんのゆきかた
店内の雰囲気
おくしばあちゃんの店内は日本料理店のカウンターを思わせるような明るくて清潔な雰囲気。ただし混雑を避けて月曜日の13時以降に訪問したものの1時間待ちには閉口させられた。それもそのはずお客さんの多くが観光サイトを見てやってきた本州や海外からの観光客ばかり。
またおばば達が外国人観光客に四苦八苦しながら慣れない英語でメニューの内容を説明しているのもちょっと気の毒だった。和風テイストも大事ではあるが外国語が堪能でないおばば達のためにも、中国語のほかに英語表記のWebサイトも用意してあげてもらいたいところ。
[PR]楽天市場でも購入できます!
営業時間とアクセス
定休日;木曜日
営業時間;AM11時~PM3時、PM5時~PM9時
電話番号;011-688-6454
アクセス;地下鉄東西線円山公園駅から円山バスターミナルにてJR北海道バス円14・15・16に乗車、宮の森1条10丁目停留所で下車し徒歩5分。※駐車場あり。
ホームページ;奥芝商店公式サイトおくしばぁちゃん
こちらもおすすめ
[PR]RWCは人事業界の家庭医です。調子が悪いな…と感じたらお気軽にご相談ください。
RWCならソレ解決できます。