サブカル感満載の無手勝流スープカリー専門店
すーぷかりーひげ男爵は札幌市内でも再開発が盛んに行われている創成川イーストエリアにあるスープカリー専門店で、近隣には北海道神宮頓宮などの歴史ある建造物や札幌ファクトリーのような大型商業施設、また少し歩くと千歳鶴酒ミュージアムもある。
個人的には札幌スープカリーをアジャンタなどの薬膳スパイス系、札幌らっきょなどのスタンダード系、キングを始めとする濃厚ダシ系などに勝手にカテゴリー分けしているが、すーぷかりーひげ男爵はそれらのどれにも当てはまらない粋な無手勝流といった印象。
すーぷかりーひげ男爵 実食レビュー
チキン
まず筆者。オーソドックスなチキンを頂いてひげ男爵のテイストをレビューする。蒸してから軽く表面を炙ったと思しきチキンレッグはフォークでほぐれるほどに身が柔らかく、ほどよく焼かれた鶏皮も香ばしくて美味しい。控えめな辛さ5番はスープとバランスして正解。
野菜はじゃがいも、ナス、ニンジン、キャベツ、カボチャ、ピーマン、そして大根や白滝なども入っている。じゃがいもは丸ごと1個分を素揚げして投入する潔さ。スープはサラサラ系で適度な酸味があるがトマト&バジルの札幌スタンダードとも違う肉系ダシの旨味フレーバー。
豆男爵
和風食材の好きな相方は豆男爵を注文。ひげ男爵は辛さゼロは無いので1番としたが、豆乳をスープトッピングすることで辛さを中和できると気づいたらしく、おかげできっちりスープを飲み干していた。相方いわく豆男爵+豆乳なので具材とスープの相性も良いとのこと。
具材は枝豆、大豆、赤インゲン豆などの豆類に豆腐、油揚げ、ひきわり納豆、春雨といった豆由来の食材が続く。さらにじゃがいも、ナス、白菜、ピーマン、かぼちゃ、人参、大根といった和風野菜の組み合わせ。相方の期待どおりの和風食材づくしだったらしくとても満足げ。
肉男爵
続いて筆者。相方が豆男爵ならこちらは肉男爵。全日本肉食愛好家倶楽部の皆様おまたせしました。チキンレッグまるごと1本に太いソーセージプラス豚の角煮がブチ込まれた肉好きにとっては肉もロマンもあふれる漢のトッピング。食べごたえ充分の圧巻の一品。
キーマ納豆
最後は相方で締め。豆好きの相方はやはり納豆をチョイス。ひげ男爵のキーマ納豆は豚の挽肉にひきわり納豆プラスたっぷりの野菜。ひきわり納豆のネバネバで辛味がいくぶん中和されているものの、この時は相方はまだ豆乳トッピングの存在を知らず辛さ1番のスープに苦戦。
基本メニューとオーダー
基本メニューはチキン、ポーク、ベジタブルなどのベーシックなものから肉男爵、豆男爵など独創的なもの、またベー玉チーズといったユニークなものまで10種類ある。さらに20種類以上の豊富なトッピングも用意されていて自分好みにカスタマイズできる。
ライス普通盛りで300gは太っ腹。標準的な成人男性であればこれくらいの量があると嬉しい。麦が配合されているのも健康によし。
オーダー方法
オーダー方法は基本メニューを決め、辛さのレベルとライスの量を選択する。スープは一種類だが豆乳、ガーリック、ココナッツなどのスープトッピングがある。ライスは基本的に普通盛り。追加料金で大盛りや特盛も設定されているが、お願いすれば小盛りも可能。
特筆すべきはひげ割。伝票にもしっかり「ひげ」のメモ書きが。我々のどちらを指しているのかについては論をまたない。100円引きゴチです。
当サイトで紹介しているメニューについて
当サイトでご紹介しているメニューの内容および価格は記事投稿時のものであり、各店の事情によって適宜変更となることもあります。現行のメニューと価格については恐れ入りますが各店の公式サイトより直接ご確認ください。(運営者)
すーぷかりーひげ男爵のゆきかた
店内の雰囲気
店内はテーブル席の2人がけ6つ、4人がけ1つ、カウンター席6つ。いたるところに漫画本やフィギュアなどが並べられていてサブカルワールド全開。怪しいお店かと思いきやFMノースウェーブをBGMに元気の良い店員さんのテキパキした活気ある接客が好印象。