赤れんがテラスのスープカリー専門店
赤れんがテラスは北海道庁旧本庁舎(通称赤れんが庁舎)の正面に位置する商業ビルで、札幌三井JPビルディングと日本郵政株式会社によって2014年に開業した。この一帯は明治21年に建築された赤れんが道庁をはじめ札幌開拓の歴史を伝える史跡が多く残っている。
赤れんがテラスにはアウトドア専門店や飲食店などおよそ100店舗が軒を連ねており、タイガーカレーは3階のバルテラスに店を構えている。赤れんがテラスの地階は札幌地下歩行空間(チカホ)と直結しており、地上に出ずとも札幌駅や大通公園にアクセスできる。
2021年冬の赤れんがテラス前。ホワイトイルミネーションを装ったイチョウ並木の奥に改修工事を控えた赤れんが庁舎がライトアップされていた。
赤れんがテラスの2階フロアにある休憩スペース。豪雪地帯の札幌市では冬季間でも緑を感じることのできるスペースが市内の各所に設けられている。
タイガーカレー赤れんがテラス店 実食レビュー
ジューシーチキン野菜カレー
ジューシーチキン野菜カレーは柔らかい鶏肉に加えてじゃがいも、トマト、ピーマン、ブロッコリー、ヤングコーン、ごぼうなど15種類もの野菜がトッピングされたボリューミーな一品。辛さは5番(激辛)にトライしたが辛党の筆者でもちょっと辛すぎたか・・・。
スープは札幌スタンダードなトマトベースにカリースパイスを調合したタイプ。クセの尖ったエスニック風味ではなく多くの日本人にとって食べやすい味。適度なスパイシーさとコクがあってまろやかなスープは土鍋で提供されるので最後までアツアツで堪能できる。
色とりどり野菜カレー
メニュー名のとおり色とりどりの野菜が映える一品。ナス、カボチャ、ニンジン、パプリカ、トマト、ピーマン、長芋、ごぼう、うずらなどがそれぞれのカラーを主張。今回は4番の大辛にトーンダウン。4番も相応にスパイシーだが野菜の甘みと調和する適度な辛さ。
野菜が溶け出しているせいか前述のジューシーチキン野菜カレーのスープよりもややとろみを感じるが、基本的にサラサラ系とドロドロ系の中間で適度にすすって適度にライスと絡む食べやすさ。バルテラスのアクセスの良さもあってスープカリー初心者に推奨したいお店。
スパイシージンギスカン丼
タイガーカレーはスープカリー以外にもルゥカレーや丼物もある。厳密にはスープカリーが基本メニューでルゥカレーや丼物はサイドメニューの位置づけとなるが、ラム肉に目がない相方はすかさずジンギスカン丼をオーダーしていた。厚くて柔らかいラム肉に相方も満足げ。
基本メニューとオーダー
基本メニュー
基本メニューはチキン、野菜、ハンバーグ、ひき肉と納豆など8種類から、サイドメニューのルゥカレーも5種類から選べる。単品のジンギスカンやホルモンなども用意されていてラインナップの幅が広い。価格帯は千円台前半と札幌市内のスープカリー専門店の中では割安。
オーダー方法
タイガーカレーのオーダー方法は①基本メニューを決める、②スープを選ぶ、③辛さを選ぶ、④ライスの量を調節するの4ステップ。スープはオリジナル、ニンニクの効いたスタミナスープ、海老の旨味が効いたエビスープの3種類。辛さは0~5の6段階。
ライスは白米にあおさがけ。サイズはたしか小盛り、普通盛り、大盛りだったような・・・。写真は筆者の頼んだ普通盛り。成人男性には適量。
当サイトで紹介しているメニューについて
当サイトでご紹介しているメニューの内容および価格は記事投稿時のものであり、各店の事情によって適宜変更となることもあります。現行のメニューと価格については恐れ入りますが各店の公式サイトより直接ご確認ください。(運営者)
タイガーカレー赤れんがテラス店のゆきかた
店内の雰囲気
タイガーカレーは2006年創業の中堅どころのスープカリー専門店で創業者は美容室の経営者という異色の経歴の持ち主。異業種参入組ながらメニューの研鑽やオーナーの身体を張った(?)積極的なプロモーションも奏功し、現在は市内に2店舗を展開する。
店内はフードコートスタイルなので店頭で注文したら自席を確保して呼び出しブザーの着信を待つスタイル。オススメは赤れんがテラスを一望できる窓際のシート。なお食後はセルフで各店に食器を返却する。次の利用者のためにテーブルやイスはキレイに使いたいもの。