村上カレー店の流れを組む大人の雰囲気のお店
INCURRYは2020年の秋頃に西区二十四軒地区で開店した創業3周年の新しいスープカリー専門店である。住所的には二十四軒だが地下鉄東西線琴似駅と二十四軒駅のちょうど中間にあって、それぞれの駅からは徒歩で5分ほどの好立地にある。
開業3年程度とはいえIN CURRYのオーナーは村上カレー店プルプルで修行した実力派である。村上カレー店はスリランカ狂我国のファンだった村上さんがスリ狂にインスパイアされて自ら開業したもので札幌スープカリーの話題になると必ずといってよいほど登場する有名店。
IN CURRY実食レビュー
チキンカリー
筆者はオーソドックスにチキンから頂く。ボイルした骨なしチキンに大ぶりにカットされたジャガイモ、ニンジン、ピーマン、ゆで玉子といったシンプルな構成で札幌スープカリーらしい。スープは1種類のみ。辛さ5番で頂いたスープはスパイスのほどよく効いたサラサラ系。
くどくなくかといって物足りないという訳でもないちょうど良い味付けで普段通いできそうなテイスト。ボリューム満点の具材でお腹いっぱい・・というメニューではなく、こだわりのスープを旬の具材と一緒にじっくり味わうコンセプトではないかと勝手に想像した。
鮭・カリー
相方はスープカリーでは珍しい鮭を使った一品を辛さゼロでオーダー。鮭の切り身にジャガイモ、ニンジン、舞茸、ほうれん草などが添えられておりカレースープと相まって色彩のバランスが美しい。鮭は塩辛くなくスープを絡めたほうれん草と良くマッチしているとのこと。
ただし辛さゼロのスープでも相方にとっては辛味を感じるようでIN CURRYではスープを飲み干すことはできなかった。スリ狂テイストを踏襲するINCURRYのスープはgopのアナグラ同様に辛味を加えることで旨味が増してゆくタイプと推察されるので辛党向けなのかも。
基本メニューとオーダー
基本メニュー
基本メニューはチキンカリー、鮭・カリー、野菜・カリー、ラム・カリー、シーフード・カリーの5種類のみととてもシンプルな構成。
価格帯は札幌のスープカリー専門店の中ではやや高めだが、昨今のラム肉や魚介類の価格高騰を考えると妥当なレベルではないかと思う。
オーダー方法
INCURRYのオーダー方法は基本メニューを決めたら辛さのレベルとライスの量を選択するだけ。スープは1種類、ライスも白米のみとなっているのでオーダーを簡潔に済ませることができる。お好みでゆで玉子などのトッピングも7品目ほど用意されている。
IN CURRYのライスは普通盛りで150gで一般的なスープカリー専門店よりも50gほど少ない。ガツガツと食べる人は迷わず大盛りをチョイスしたい。
当サイトで紹介しているメニューについて
当サイトでご紹介しているメニューの内容および価格は記事投稿時のものであり、各店の事情によって適宜変更となることもあります。現行のメニューと価格については恐れ入りますが各店の公式サイトより直接ご確認ください。(運営者)
IN CURRYへのゆきかた
店内の雰囲気
店内は外観から想像するよりも奥行きがあって広々としている。明るく開放的なテーブル席はシックにまとめられた店内の雰囲気もあって快適。ただしキッズメニューが無いこと、また室内に響き渡るBGMの音量が大きいので小さなお子さんのいるファミリー層にはどうだろうか?
我々が来店した時はすでにランチタイムを過ぎていたが来客が途切れることなく、さらに駐車場の空き待ちのクルマも散見されたことから近隣では結構な人気店のようだ。あっさりスパイシーで上品なテイストを洒落た空間でゆったり愉しみたい大人向けのお店といった印象。